風俗博物館
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貴族の生活

装束


代表的な文様

桐竹鳳凰(きりたけほうおう)
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天皇の袍(ほう)に織り表される文様。泰平の世を治めた君主を褒め、天上から鳳凰(ほうおう)が舞い降りてくるとされる。その鳳凰は地上の梧桐(あおぎり)に栖(す)み、六十年に一度稔る竹の実を食して現世に栖まうとする。しかし、乱世と共にたちまち天上へ還るとされ、善君の世の証しとして天皇の袍に織り表されてきた。大儀には黄櫨染(こうろぜん)の袍を、小儀や行幸(ぎょうこう)には麹塵染(きくじんぞめ)の桐竹鳳凰文の袍が用いられた。後代、麒麟(きりん)を加えて桐竹鳳凰麒麟文とし、筥形の構図に纏められる。
雲鶴(うんかく)
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雲中に高く飛ぶ鶴(つる)は、凡人より抜きんでた人格を表している。平安前期には公卿(くぎょう)や殿上人(てんじょうびと)の間で広く使われた文様だったが、平安後期から親王(しんのう)の袍(ほう)の専用文として用いられるようになる。また摂家(せっけが)太閤(たいこう)に任じられた時も使用が許された。
臥蝶丸(ふせちょうのまる)
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男子束帯(そくたい)の直衣(のうし)や下襲(したがさね)、指貫(さしぬき)、また女房装束の唐衣(からぎぬ)、表着(うわぎ)、小袿(こうちき)に広くみられる織文で、冬の直衣の文様としてもよく知られる。四羽の蝶が羽根を広げ、臥せて向かうようなので臥蝶文と呼ばれるが、本来は宝想華文(ほうそうかもん)を並べた埋文様の一部分を切り取って拡大した図様である。下襲や指貫に浮文綾で織りだされたことから、一名に浮線綾(ふせんりょう)と呼ばれ、それが今日では一般的な呼称となっている。
小葵(こあおい)
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平安時代に広く使用された文様で、天皇の衵(あこめ)や東宮(とうぐう)の下襲(したがさね)、女御(にょうご)の五衣(いつつぎぬ)など皇族の装束に使われ、また宮中の衾(ふすま)や几帳(きちょう)など調度にも利用された。植物の冬葵(ふゆあおい)の花葉を象ったものとされ、後世に銭葵(ぜにあおい)の花が舶載されてそれと区別するため、古葵と称したことからおこったとする。袿(うちき)や単、衵など綾織物に、また二陪(ふたえ)織物の地文様として広くみられる。
雲立涌(くもたてわく)
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格式ある有職文様で、天皇をはじめ高位者が用いた。平安時代では摂政(せっしょう)や関白(かんぱく)位の五十歳以上の人が袍(ほう)に用いた。立涌は陽性の大気が立ち上ぼる様子で、それが形になったのが雲である。近衛(このえ)家では中納言で雲立涌を用い、関白で大雲立涌を用いるとする。近世では、一条家も雲立涌文様を用いた。
かに霰(かにあられ)
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小型の格子文様である古代の霞文様を地紋様とし、その上に水鳥の巣を真上から見た 文様を配した図柄である。平安時代では若い人の用いる文様として、表袴(うえのはかま)に浮織で表して晴の儀式に使われた。女房装束の唐衣などにも多くみられる。
幸菱(さいわいびし)
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大と小、また陰と日向で表した唐花菱文様を巧みに配列した華やかな文様。一群に纏めた唐花菱の、その先と先の間が離れているので先間菱(さきあいびし)、またその間隙に小菱を埋めて先合菱(さきあいびし)、それが見事に満開の様子で幸菱と呼んだ。さらに先間菱を音読して千剣菱(せんけんびし)などと称する諸説がある。衵(あこめ)や単(ひとえ)、五衣(いつつぎぬ)などの綾織物の地文様に広く用いられた。
鳥多須岐(とりだすき)
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鳥襷文様は紫や二藍(ふたあい)の地色に、白色で浮織物に表して織られることが多く、若い高位の公達が用いる指貫(さしぬき)にみられる。奈良時代に完成した唐花飛鳥文様の、鳥部分を強調して襷(たすき)様に繋つないだ文様である。


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