風俗博物館
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日本服飾史

奈良時代


  

養老の衣服令による命婦礼服


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 養老の衣服令による4位の命婦(みょうぶ)、即ち女官の礼服で、髪は金銀珠玉の飾りをつけた宝髻として化粧も白粉、紅の他、花子といって眉間や口元に紅あるいは緑の点をつけ、衣は4位相当の深緋(こきあけ)の大袖に同色の内衣を襲(かさ)ねる。裙(も)は蘇芳(すほう)、浅紫(うすきむらさき)、深緑(こきみどり)、浅緑(うすきみどり)のたて(だん)に、纐纈(こうけつしぼり)の文様をおく。裙の下には浅縹(うすきはなだ)の褶(ひらみ)[したも]をつけ、紕帯(そえおび)をしめて錦の襪(しとうず)に(せきのぐつ)[鼻高沓]をはく。衣服令に規定はないがさらに肩に領巾(ひれ)[比礼]をかけている。

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1  宝髻(ほうけい)
2  釵子(さいし)
3  花鈿(かでん)[眉間および唇の両側に描かれた朱、藍等の化粧、花子ともいう]
4  衣(い)[大袖]
5  内衣(ないい)[小袖]
6  裙(も)[うわも]
7  紕帯(そえひも)
8  領巾(ひれ)[比礼]




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風俗博物館
〒600-8468 京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階)
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