風俗博物館
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六條院拝見

源氏物語の舞台を歩く


初夏の宇治

京阪宇治駅から「宇治橋」を渡り、県参道を通 って「県(あがた)神社」へ。参道には途中、宇治橋の守り神を祀る「橋姫神社」がある。「県神社」は毎年6月5日に行われる“暗闇の奇祭「県祭り」”でも知られる神社で、境内では祭りに使われる“梵天(ぼんてん)”の造り物を見ることが出来る。 県神社を出て平等院の裏門を通 り宇治川へ。宇治橋にかかる喜撰橋のたもとには茶店が並ぶ。この喜撰橋から上流、宇治川の老舗旅館「花屋敷」への道は「あじろぎの道」と呼ばれ、ちょっとした散歩道になっている。 花屋敷のとなりには「宇治十帖」の「宿木」の碑が。(近年、河川工事で塔の島へと地続きになった。)
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「塔の島」から朱塗りの「喜撰橋」を渡って(この辺りは、夏の夜はかがり火の中で鵜(う)という水鳥に魚を取らせる「鵜飼い」が行われて賑わう)、川沿いの道を歩くと、左手の木々の枝の間から平等院の鳳凰堂の姿がちらちらと窺える。運がいいとこの道から“藤棚”の藤をこそり見ることも…。 階段を降りると平等院の表門。平等院の門前は門前町として賑わいを見せ、多くの茶店が並び、どの店でも抹茶を使った茶そばや茶団子が食べることが出来る。道を戻って川沿いに出、木の小橋「橘橋」から「塔の島」とつながる浮き島の「橘島」へ渡り、さらに「朝霧橋」を渡って対岸へ向かう。
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「朝霧橋」を渡ってすぐの鳥居をくぐり、「宇治神社」へ。宇治神社の上には世界文化遺産となった「宇治上神社」がある。私が子供の頃(今から十数年前)は誰もいなくて薄暗い所だったが、最近は見違える程奇麗になった。「宇治上神社」の本殿は現存する最古の神社建築で、御所や平安神宮に比べて全体の造りがこじんまりしている。 「宇治上神社」からもう一度宇治川に戻り、上流の「興聖寺(こうしょうじ)」へ向かう。「興聖寺」は曹洞宗の禅寺で、今でも昼に訪れると修業中の僧が草抜き等していたりする。川沿いからお寺の門までは長い坂になっているが、両脇には小川が流れ、せせらぎの音が心地よい。その音からこの坂は「琴坂(ことざか)」と呼ばれている。新緑の頃も奇麗だが、秋の紅葉が美しくて有名である。
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宇治川のほとりには様々な社寺があるが、じっくり見て回っても一日あれば充分である。 ちなみに、ここで紹介したコースならどこも自由に見学出来て、拝観料はいらない。疲れれば、宇治観光センターでお茶を飲むことも出来る…。いい散歩コースだ。 宇治川に浮かぶ塔の島や川のほとりに腰掛けて、ゆっくりと景色を眺める。これがが一番気持ちがいい。

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地図

宇治橋
宇治川に架かる橋。古来より、京都と奈良を結ぶ交通 路や軍事の 要衝として重要な役割を果たしていた。江戸時代に発見された宇治橋断碑によると、僧道登が大化2年(646)に架橋したという(『続日本紀』では道昭)。その後何度も架け替えられ、現在の橋は平成8年に、橋の歴史的価値と景観を考慮して造られた。
橋姫神社
宇治橋を架けるための鎮座として橋の上に祀られた(宇治橋の「三ノ間」と称する部分はその鎮座の跡)ことから、橋姫の神と言うようになった。古くより嫉妬深い鬼女とされる。のち神祠を宇治橋西詰北側に移したが、明治3年の洪水により社地が流失し、現在の地に再び移された。
宇治神社
宇治市宇治山田に鎮座する。 宇治の産土神とされ、応神・仁徳天皇、菟道稚郎子命を 祀っている。 古くは近くの宇治上神社と二社一体で、宇治離宮八幡と呼ばれていたが、後に宇治上神社を離宮上社、宇治神社を離宮下社または若宮と言うようになり、現在はそれぞれ独立している。 本殿は鎌倉時代に造られた三間社流造で、殿内には、菟道稚郎子命と言われる木造神像一体を安置する。
宇治上神社
宇治神社横の道を山の方に登ったところ、仏徳山の麓にあり、槙島村東部の産土神。 応神・仁徳天皇、菟道稚郎子命を祀る。もと宇治神社と一体で中世には離宮上社と呼ばれた。

※本殿:平安後期の建造物である内殿は、現存最古の神社建築として国宝に指定されている。その特徴は、異なる大きさの三棟の一間社流造社殿を並べる。中央の小さな一殿に大きさの異なる左右の社殿をつなげた形で、鎌倉時代になって全体を一つの覆屋で覆っている。左右本殿の墓股は平安時代の古様を示すもの。

※拝殿:母屋を切妻造、左右の屁を縋破風(すがるはふ)につけた入母屋造形になっており、正面 に向拝をつくる。中央に扉をたてるほかは蔀戸を用い、周囲には縁を設けて組高欄をめぐらし、全体的に優美な寝殿造の面 影を伝えた、住宅風の味わいをもつ鎌倉期の遺構として名高い。



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