風俗博物館
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[年中行事]
月次公事屏風一双
正月「子の日松」
二月「列見」(れけん)
三月「曲水流觴」
四月「孟夏旬」
五月「献菖蒲」
六月「大祓」
七月「相撲節会」
八月「駒牽」
九月「虫狩」
十月「射場始いばはじめ」
十一月「五節舞」(ごせちまい)
十二月「追儺」

[宮廷文化のかたち]
[参考文献]
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平安京へ出かけよう
牛車で清水詣へ出かけよう
輿で鞍馬へ出かけよう
虫垂れぎぬ姿で出かけよう
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年中行事と宮廷文化のかたち

四月「孟夏旬」

夏冬の季の改まった始めに群臣を召して宴が行われる。夏の始めは「孟夏旬」。 紫宸殿に台盤を立て、王卿に餞を賜り舞楽が奏せられる。内侍には夏扇を柳筥に入れて頒たれる。

一日  更衣
同   孟夏旬(給扇の儀)
七日  擬階奏
八日  灌佛会
十四日 伊勢神衣祭
廿八日 駒牽
中酉日 賀茂祭
行事  藤見の宴

* 20. 童狩衣
  92×96×63 江戸後期
菊綴がみられないため水干とせず狩衣とした。薄紅地の紗金で雲形に小花文様を織り成す。
* 21. 夏扇 長さ34 江戸後期
四月朔日、孟夏旬の更衣には、内侍に柳筥に納めた夏扇が下された。 冬用の檜扇に対して凉風用の竹骨に地紙を貼った畳扇を夏扇と呼び、地紙を片面だけに貼って骨を露出させたそれは蝙蝠扇とも呼ばれた。 給扇の夏扇の実際は判然としていない。掲出の夏扇(蝙蝠扇)は十八本骨を蘇芳で染め、親骨に四ツ目丁子の透彫を穿ち、片張とし沈折に仕立てる。 地紙は表裏を黄色に染め、金霞をひき、金砂子をまき、表面に山桜に止まる小禽、裏に未見の草花を描く。
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更 衣
孟夏旬を迎えると冬衣から夏衣への衣替えがなされる。
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22. 水辺夏草文様小袖 120×165×44 江戸時代
薄紫の楊柳地に刺繍だけで鯉が泳ぐ池畔光景を涼しげに表現。

伊勢神衣祭
四月十四日、伊勢神宮東宝殿に神衣が納められる。天八千々姫が天照大神に御衣を織って献じたに由来する。 掲出の御装束二具は、伊勢神宮より明治二年(1969)九月四日に撒下された装束。すなわち嘉永二年(1849)度の遷宮撒下品。
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23. 白綾地小葵文浮織神衣 70×62×32
24. 紅綾地小葵文神衣 70×63×32

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25. 双葉葵紋八稜鏡 25×25 江戸前〜中期
賀茂社の古神宝としては、天保六年(1835)度式年遷宮の徹下品が世上に名高い。 本鏡及び一連の双葉葵で飾られる品々の一部は、このような二十一年たびになされた遷宮において徹下された古神宝類とみて大過あるまい。花座鈕に一対の双葉葵を対向させ、二重の界線で内区とを区切り、外周を八稜とする。
26. 懸守り 14×9×10 江戸前〜中期
四角に形成した芯部を双葉葵を織り出した赤地錦で包み、左右に鍍金金物を付す。 端金物には唐獅子牡丹文が毛彫りされ、紐金具は古様な切子とする。

27. 金銅盤 7×33×3 江戸時代
銅薄板を細長く形成して縁を額状に工作し、両端に座を据え、鏡の表裏に双葉葵を毛彫りする。 馬頭盤を参考に、神前での箸・匙を載せるための盤と解した。
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28. 双葉葵紋通用帯 総長54 江戸時代
巡方、丸鞆ともに賀茂神社の神紋である「双葉葵」を刻出する。綾綴。
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29. 坩坏台 28×28×20 江戸中期
坩坏を載せる台。黒漆に双葉葵を蒔絵し、上に双葉葵を織り出した赤地錦を貼る。 坩坏は米のとぎ汁(坩)を入れる器。坩(米のとぎ汁)で鬢をかく。坩坏及び台は、二階棚の上段の側において調度とする。
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30. 銚子・提子 26×46×11(両口)21×14×20 江戸時代
銅造鍍金の長柄の銚子と提子。双葉葵紋と唐草を毛彫する。神宝に含まれるかは不明。
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